私の好きな本 9
こんにちは。スタッフ菅原です。
今日は少しだけ、寒さが一段落したかなと思わせる朝の出勤でした。
とはいえ布団から出るときの、あのヌクヌク感のいとおしさは日増しに高まってゆく今日このごろ。
コートもしっかり着て来ましたし。
さて、今回も短編アンソロジーよりご紹介。
ブックオフにて“短編しばり”のもと、買い求めた中の1冊。
『最後の恋』
2005年に刊行された恋愛短編アンソロジー、全8編収録。
「海辺食堂の姉妹」が何ともいえず好きでしたが、今回読み直した上で「私は鏡」をオススメと
いたします。
作:松尾由美(1960- ,1989年デビュー)
あらすじは・・・大学3年生の鈴木比呂が、初の文芸部編集長として臨む秋の会誌に、
作者不明の原稿が届いたことからちょっとした騒動に。片思いの先輩や部員を疑う中で締め切りが近づき、
最後は思わぬ展開へ。
一昔前なら、この手のオチというか世界というか、すごく敬遠していた私ではありますが、
時代の変化か、歳を無駄にとったせいか(?)、何度も読み返しては、静かに胸をじんわりさせます。
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